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サイラスの本棚


2009-07-03

・ [ネットワーク] マルチプレフィックス問題

IPv6とNGNのネットワークに1台の端末から接続する場合、正常に通信できなくなる問題。2009年5月19日時点でのNTT東西による解決策は以下の二通り。
  • ネイティブ方式:IPv6アドレスをISPが割り振るものに一本化し、NGN上でIPv6パケットをそのまま送付。サービス品質維持を理由にNGNに直接接続できる接続事業者が三社に限定されているため、他のISPは接続事業社から回線のローミングを受ける必要がある。(PC→HGW※→NGN→ISP→IPv6)
  • トンネル方式:NGNに接続可能なISP数を制限しない。エンドユーザのLAN内に専用アダプタを設置し、エンドユーザとISP間のパケットを加工(PPPoEによりIPv4パケット内にIPv6パケットを内包)するため、ネイティブ方式よりもパフォーマンスが劣る。(PC→専用アダプタ→HGW※→NGN→ISP→IPv6)
※HGW:ホームゲートウェイ